「リハビリテーション」を略して「リハビリ」とよく呼ばれますが、リハビリテーションの語源は「ラテン語」です。
re(再び)+ habilis(適した)ということで「再び適した状態に」という意味を持ちますが、小さいお子さんが障害を持つ場合、発達の途上の為、「re=再び」は除かれ、「habilitation=適した状態にする」という概念で関わります。
リハビリテーションは、今や回復のために治療技術を持って関わる、回復のためにがんばって生活するという広い意味で浸透しています。
リハビリテーションに携わる職業には「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」などがあります。これらの職業は国家試験に合格し、資格を取得したものだけが名乗れるものです。「名称独占」といいますが、リハビリテーションにかかわる人々はこの職種だけに限らないのはご存知かと思います。
障がいを持つご本人、ご家族、ご本人を取り巻く環境すべてがリハビリテーションの重要な因子となります。
身体の回復だけをリハビリテーションとは言わないのが、リハビリテーションの奥の深いところです。