作業療法学科Occuational Therapy
作業療法士とはどんな仕事?
心身ともに充実した人生を取り戻す過程をサポート
患者さまの生きがいを取り戻すための「作業療法」
私たちが暮らしていく上で必要な活動、たとえば朝起きて歯を磨く、食事・入浴などの動作に支障をきたした方たちが自立した生活を送るために行うリハビリテーションです。生活の大半を占める「応用動作」について患者さんがあるべき場所でその人らしく生活できる方法を身体的・精神的側面からアプローチします。
精神科領域でのリハビリテーションの一例
会話をする、勉強をする、仕事に行くという生活行動は、すべて脳の意志決定によるもの。このため、作業療法では脳の働きや精神活動について専門的に学びます。
- ■精神障害作業療法
- 心に障害のある方の症状の軽快のみならず、社会との関わりや生きがいの獲得のためにサポートします。
- ■身体障害作業療法
- 病気や怪我による身体の不自由さがあっても自分らしさを保ちながら日常生活を楽しめるよう治療します。
作業療法士の役割
作業療法は身体の治療に加えて人の心に対する深い洞察力が重要となるリハビリテーションです。このようなことから作業療法士は医療現場のみならず、保健・福祉や教育の分野でも必要とされており、クリエイティブな職業として社会的に認知されています。
作業療法学科で学ぶこと
理想の自分へ近づこう。
本学では3年間で実践的なセラピストを養成するため、学びやすい機能的な学習形態を実現します。
学習の流れ(3年制・昼間部)
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1年次
総合的に情報科学と医療の基礎知識を学ぶ
- ■解剖学
- ■運動学
- ■生理学
- ■心理学
- ■医用統計学
- ■医療物理学
- ■情報科学演習
- ■理学療法基礎
- ■作業療法基礎
- ■基礎評価学
- ■見学実習
- など
医療人となる心構えや社会人としての自覚を高める一般教養から、人体についての様々な基礎に取り組み、人間の機能的な美しさや尊さ等を次年の勉学に活かせるように学びます。
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2年次
リハビリテーションに特化した授業
- ■臨床運動学演習
- ■リハビリテーション工学演習
- ■リハビリテーション管理学
- ■地域作業療法演習
- ■作業療法治療学
- ■評価実習
1年次で学んだ知識を応用し、より具体的にセラピストとしてのアイデンティティを発展させます。理学療法士、作業療法士ならではの考え方や治療技術を修得し、3年次の実習に備えます。
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3年次
臨床を中心とした実践的授業
- ■総合臨床実習Ⅰ
- ■総合臨床実習Ⅱ
- ■国家試験受験
臨床現場で実際に理学療法士や作業療法士に指導を仰ぎながら、リハビリテーションの方法を具体的に学びます。知識と技術は全てリハビリテーション対象者とその家族、地域医療の為に活かす事ができるように学びます。